本稿では、まず台湾の日本語教育界でシラバスデザインという概念が非常に軽視されてきた理由を挙げて、学習者のニーズや学習期間を考慮して学習するべき日本語の範囲を限定したり優先度をつけてやること、すなわち明確かつ具体的な到達目標を設定することの重要性をその理由とともに述べる。次に、同じ到達目標を共有することによってコース間(縦)の連携とコース内(横)の連携を緊密に行ってきた中華大学応用日本語学科の一連の会話コースを紹介する。そして、最後に台湾国内で学んでいる日本語学習者がより効率的で効果的な日本語学習を行うため In this article, the importance of setting clear goals and objectives in designing language courses by considering learners’needs or learning periods is argued. Then, Japanese conversation courses that have strong links among courses and within course are